2008/06/18

「気に入らないなら職変えて」

少し前の新聞記事で、大阪の橋下知事が46歳以上の非管理職の職員に対する賃金カットの方針を伝える朝礼の中で、強く反発する職員に対して、’(中略)気に入らないなら職変えて’と発言したという記事を見ました。
(参考 2008年6月13日読売新聞の記事

私はその場にいたわけではないし、新聞記事では本当のことは分からないのですが、賃金カットや知事の姿勢に対し、ある男性職員が’士気が下がっている’、’尊敬できない’としたことに対する反論で、橋下知事が、’上司に対するものの言い方ではなく、民間では考えられない。ここは団体交渉の場ではない’と批判した上で、’(私のやり方が)気に入らないのであれば、職を変えて’と発言したとのこと。

賛否両論あるようですが、私はこうして橋下知事が発言したことに対しては反対です。
というのも、そもそも、’士気が下がっている’ということが問題であって、それに対しては’上司’として対応を取るべき、それもなくて’気に入らないならうやめろ’というのは、単なるワンマン社長が言う言葉と同じだと、私は思うので。

民間と同じレベルのマネージメントを考えるのであれば、府職員組織も会社と同じように捉えて、人事政策などを見直すべき、職員のやる気が保てるような仕組みを考えるべきと、私は思うのです。

意見を言った男性職員の人が、いわゆる、’単なる文句言い’に入る人ならともかく、大勢の前でこのことを発言した姿勢は評価されるべきだと思うのですが。

それから、’上司に対するものの言い方ではない’と橋下知事が発言したとのこと、これはを読むにつけ、’あー、なんだか、ものすごく日本だな。’と。言い方はもちろん気をつけるべきだけれど、こういう言い方で発言が封じられることは、強権政治と同じだと、私は思います。

橋下知事、もっとがんばってください。

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