2008/10/29

思えば遠くへ。。。

デュッセルドルフを離れてからはや10日ほど。
先週は火曜日からポルトガルのリスボンにいて、金曜日にロンドンへ移動。そして土曜日の夜に南アフリカのヨハネスブルグにきました。

ロンドンからは飛行機で10時間ほど。
簡単に来てしまえるからか、なんなのか。。。あまり遠くに来ている気がしないのですが、よく考えてみると、アフリカ大陸の南端近くまで来ているわけで、気がしないとかいう問題ではなく、日本から来ることを思うと、とても遠いところにいるのです。しかも南半球。私にとっては初南半球。季節は春から夏にいたるところ、水は北半球と反対に回る、南十字星は見える。。。と、全く初歩の知識の限りを尽くすわけです。

仕事できているし、もちろん壁に囲まれセキュリティーの整ったホテルに泊まり、仕事先のオフィスにも車で10分ほど、会社の人が迎えに来てくれて、全く半径10KM以内にとどまっている状態です。なので当然、1週間いてもヨハネスブルグのほんの一部を見ているに過ぎませんが、車の中から見える景色や、レストランの様子からするになんていうのか、ある程度出来上がった社会と生きている人たちのたくましさについて、考えます。

そして私としてはなんとなく身の置き所がないような気がします。
ヨーロッパにいて初めての国に行ってもあまりそう感じないのだけれど。。
それにしても気候がとてもよく、すごしやすいのですが。

2008/10/20

今期の終わり。

わが阪神タイガースの今シーズンが今日終わりました。
クライマックスシリーズ第1ステージで中日に敗退。巨人への挑戦を待たずして、根気、いや、今期が終わったのです。

。。。。誰も恨むまい。。こうなってしまった以上。。
今日負けたと知ったときは少々虚脱状態に教われましたが。

13ゲーム差での独走も夢のまた夢。
優勝を確信した前半でしたが、ウサギと亀のかけっこのよう。最後の最後で巨人に追い越され、終わってみればセリーグ2位。

こうゆう終わり方って、なんだか立ち直りに時間がかかりそうだけれど。
気を取り直し、すんだことは都合よく忘れよう。
来期がんばろう!

2008/10/17

歯を抜きました。

突然ですが、今日の夕方歯を抜きました。

イギリスにいる頃から、’いづれは抜かなきゃならないよ’と、歯医者さんに言われていた左の奥歯で、ずーっと昔、日本にいる頃虫歯になった際に根の治療までされて細いボルトのようなものが歯の根にささった状態で、そこからフェイクの歯がかぶせてあったものなのですが。。。狭い隙間からばい菌が入ったりして、消毒、治療されていたはずの根にも影響が出ていたものです。そこがまた、痛み出したというわけで、急遽、勇気を出して歯医者さんの予約を取りました。
海外で歯医者に行くって、結構勇気がいるんだけれど。。。でも、イギリスの経験からすると、歯の治療技術は、もしかして日本より進んでいるの?見てもらった歯医者さんに、’日本で治療されたところが、ちょっと雑だった見たいだよ、最近じゃこんな直し方しないからね。’などといわれたりしました。

イギリスにいる頃、結局この歯を抜かなかったのは、①抜くのに結構お金がかかった。。(保険というか、社会保障の範囲外だったため)、②その前にもっと痛かった右奥の歯を、悩んだ挙句に抜いていたため。。去年は去年で貧乏学生だったし、と、ほったらかしにしていた私が悪いんです。

来週から2週間弱出張ロードに出るので、痛みが少しのうちに見てもらおうと。

行ったデュッセルドルフの歯医者さんは、なかなか当たりでした。
さらに、社会保険でほとんどカバーされるとのこと。さすが、だてに毎月高い社会保障費払っているわけじゃないのね、と。

それで私の問題の左奥歯。
レントゲンを撮られ、先生の即結論、’これはすぐに抜かなきゃだめだね。’
’私、これから2週間ぐらい出張でいないので。。’
といったところ、
’じゃあ今日抜こうか?’ ’それとも2週間後にする?’
どっちにしても抜かなきゃだめだよ、と。

出張中に痛くなってもいやだし、特に飛行機乗り降りは結構歯に来たりするし。。。で、非常に怖かったのですが、どうせ抜かなきゃならないのなら、今日抜いてしまおうと。
’抜いちゃってください。’と、私が言った後の先生の対応はすばやかったですよ。決心が揺らがぬようにって配慮なのかな。

麻酔が効いてからあっという間に、私の左奥歯は抜かれていました。
抜いた後、先生から、
’今日抜いたのはいい選択だったよ’と、言われたのが慰めになりましたが。。

歯は大事だ!そして永久歯は骨。抜いたらもう生えてこない。。
日本だと、あんまり抜かない方向で治療するみたいだけど。。。。本当は抜かないほうがいいのかなぁ。
抜く羽目にならないように気をつけなきゃいけないってことだよね。
こちらの歯医者さんは何より、何度も何度も通うことがない、というのがいいね。
日本の歯医者さんは正直、もう直ったでしょ、っておもってもそれでも何度か行かなきゃ行けなかったりで、そのうちいやになっていかなくなっちゃうのよね。。

まあいずれにしても、来週からの出張にはひとつ心配事が減ったという感じ。

金曜の夜ですが、歯医者の先生から、’あまりものを食べず、アルコールは飲まない、そして、たばこもだめ。’と、きっぱり言われたので、痛み止めが効いて眠くなっているのをいいことに、今日は早く寝ることにします。

2008/10/15

枯葉散る、夕暮れは。。

と、デュッセルドルフは秋まっさかり。

木々の紅葉もピークを迎え、黄色の落ち葉が道路を覆うようになりました。

ここ2・3日は夕方から夜にかけて小雨の降る天気で、すっかり、ヨーロッパの秋が、来たんだなぁと。

日もめっきり短くなってきました。
気のせいかもしれないけど、イギリスにいたときよりも、朝の暗さのほうが、というか夜明けの遅さのほうがインパクトが強いのです。イギリスにいる頃は何しろ日暮れの早さのほうが断然気になったのだけれど、デュッセルでは最近7時過ぎまで真っ暗なので、朝の感覚がつかめないのです。いったい今何時なの??と。うっかり寝過ごしてはいけないので、気をつけていますが。
その代わり日が暮れる時間はそんなに遅い気がしないのだけれど。
まだまだ、これからなのかな?

と、今年はドイツで迎えている秋です。

2008/10/13

世の中そんなに、甘くない。

先週はめまぐるしい1週間。スペインで仕事をしてる間、日本では阪神と巨人がここにきてデットヒートを繰り広げていました。
つきはすかと思いきや巨人も巨人で足踏みしていたこともあり、
’そーは言っても13ゲーム差。そんな簡単に追いつけやしませんよ。’
と、自分で自分を鼓舞したのもほんのなぐさめ。
10月8日の直接対決で阪神が破れ、結局10日、旧体育の日、巨人のセリーグ優勝が決まってしまうという、本当に、阪神ファンの私としては、’信じられない’、’ありえない’、と、悪い夢でも見ているような。。。
そして現実に向き合おうとすればするほど、13ゲームもあった差が。。。。あ~。。。と、なんだろうかこの喪失感は。。

今年の優勝は阪神のものと信じていた2ヶ月前。
やはり、世の中に絶対ということはそうはないのね。。
思わぬことってのは、起こるものなのね。。

気を取り直し、クライマックスシリーズ。がんばれ!阪神タイガース!!!

2008/10/04

ドイツ統一の日

今週は金曜日がお休みで3連休。
10月3日はドイツ統一の記念日で、国民の祝日です。

1990年の10月3日、東ドイツと西ドイツが統一され、ベルリンの壁が崩壊。歴史的には’再統一’ということになるようですが。

テレビで見たベルリンの壁が壊される様子は今でも印象に残っています。

周りにいるドイツ人の人たちに、統一されてうれしかったか、よかったと思うか、と聞いたところ、大体の人が’最初は多少疑問があったけど、でも、よかったと思う。’、’うれしかった’、と答えてました。
当時西側にいた人、東側にいた人たちによって反応は違うようです。東側にいた人たちは統一を本当に喜んでいた人たちが、当然のことながら多く、西側、特にベルリンから離れた人たちにとってはこれからどうなるんだろうか、という気持ちもあったようです。
今でも統一にあたって、ドイツの人たちは、そして私も含めて、大きな費用を払っているのですが、しかしこの費用は、必要なものだと、考えている人も多いようです。

2008/10/01

男の花道。

今日日本では、オリックスバファローズの清原選手の引退試合が行われていました。

彼が高校生で甲子園で活躍している頃、私は中学生でした。
彼が西武ライオンズへ入団して華々しく活躍している頃、私は大学へすすみ、そして卒業。東京から実家へ戻りました。

そして今の会社で働き始めた頃、彼は念願かなって巨人へ入団し、さらにその存在感を高めて行きました。

そんな彼を私は、彼の大ファンだった友人のKさんと一緒に、甲子園へ、はたまたドームへと、観客席から何度かその姿を目の当たりにしました。

忘れられないのは99年の夏、甲子園に阪神x巨人戦を見に行ったこと。当時巨人にいた清原に、阪神はなんと、3打席ホームランを浴び、まさしく惨敗。打席に立つ清原が、本当に本当に大きく見えたこと。。
そして私たち、阪神ファン。’今日はこのぐらいにしといたらぁ’、と、負け惜しみを言って帰るのが精一杯。

時は流れ、2008年10月1日。
清原選手現役引退です。

日本のプロ野球選手の皆さん、メジャーリーグに行きたい気持ちもわかるけど、メジャーで引退を迎えて、これほど暖かく見送ってもらえることがあるでしょうか。日本には野球を愛するファンと文化があるのだ!

もうこんな引退セレモニーが行われる選手、ほかにいないかもしれない。